一歩前へ。
2016.07.01
先日ほぼ半年ぶりに美容院にいってきました。
本当はそのふた月前には行きたい気分だったのですが、引きこもりの日々なのでなまけて手を抜き放題。
しかしながら、いくら何でも我慢の限界。ここでさぼり続けたら運が寄ってこない気もして。
何時もの美容院、いつもの担当お兄さん。
一目見るなり『暴れてますねえ、その前髪!』
ハイ。我慢の限界越えました。縮毛矯正でお願いします。
年2回しか行かないけれど、この美容院のいつもの若いお兄さんと他愛のないことを話すのが楽しみ。
シャンプーが上手で、この短時間についうとうとしてしまうほど。
もう一つの楽しみが、女性誌に目を通すこと。
普段の生活ではまず読むことはないお洒落なファッション誌をパラパラとめくり、ほおほお今はこういうのが流行っておるのだね、などと。ホントにパラパラっとなので、あっという間に見終わっちゃうけど。重いし。
あとは、普段は新聞広告で読むだけの女性週刊誌の見出しの中身を読む。
この時手にとった週刊誌では、『あさきゆめみし』で描かれる女人たち、あなたはどのタイプ?って。
こういう企画は不滅だなあ!と感心しつつもちろん熟読。
私は誰それが好き!なぜなら、と語る有名人女性数人中、六条の御息所をあげた人が多かったのはちょっと驚きでしてた。
年下の光源氏を愛し過ぎて生霊となり、源氏の妻を呪い殺してしまうほどの情愛の深い女人。
かくいう私も昔は六条の御息所に一番感情移入できました。
が、それとは対極に位置する夕顔も気になっていた。おとこ次第で流されていく。その特集では娼婦タイプと分類されていたけれど、私には、自分で出来ることを精一杯つとめていた、嫋やかな女人というイメージ。
朧月夜の輝くような美しさと気の強さもまぶしく気になる女人だった。
これらの女人はこの特集でも大きく取り上げられており、やはり目立つ女人たちなのですね。
でも今私が気になるのは、朝顔の齋院とか空蝉とか玉鬘とか、言うなれば源氏の君から逃げ切ったうえで良い関係をを築きながら、強く生きた女人たち。花散里も別の意味で憧れでした。

何度読んでも面白いけど、読む時、年齢によって思い入れる箇所が違う。
たまたま今回手に取った巻がよりにもよって紫の上が儚くなり、悲しみぬいた末に悟りをひらいた源氏の君もお隠れになる、言うなれば華の時代の終焉の巻。
もうもう胸が苦しくなって、それでも最後に紫の雲に抱かれて逝く源氏の君の最期には胸がいっぱいになる。この男のせいで女人たちは苦しんだのにと思う反面、幸せもあったのだと紫の上が気づくシーンが痛々しくも救われる。
今の私は、玉鬘が気になる。夕顔の娘。波乱万丈の来し方の末に源氏の君の養女になるも、他の男の元で前向きに幸せを見つけてすっくと立って生きてゆく。この清々しさ。
半年ぶりの美容院で玉鬘にたどり着いた。やっぱり外に出かけて行かなきゃだめね。
お気に入りの表紙


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本当はそのふた月前には行きたい気分だったのですが、引きこもりの日々なのでなまけて手を抜き放題。
しかしながら、いくら何でも我慢の限界。ここでさぼり続けたら運が寄ってこない気もして。
何時もの美容院、いつもの担当お兄さん。
一目見るなり『暴れてますねえ、その前髪!』
ハイ。我慢の限界越えました。縮毛矯正でお願いします。
年2回しか行かないけれど、この美容院のいつもの若いお兄さんと他愛のないことを話すのが楽しみ。
シャンプーが上手で、この短時間についうとうとしてしまうほど。
もう一つの楽しみが、女性誌に目を通すこと。
普段の生活ではまず読むことはないお洒落なファッション誌をパラパラとめくり、ほおほお今はこういうのが流行っておるのだね、などと。ホントにパラパラっとなので、あっという間に見終わっちゃうけど。重いし。
あとは、普段は新聞広告で読むだけの女性週刊誌の見出しの中身を読む。
この時手にとった週刊誌では、『あさきゆめみし』で描かれる女人たち、あなたはどのタイプ?って。
こういう企画は不滅だなあ!と感心しつつもちろん熟読。
私は誰それが好き!なぜなら、と語る有名人女性数人中、六条の御息所をあげた人が多かったのはちょっと驚きでしてた。
年下の光源氏を愛し過ぎて生霊となり、源氏の妻を呪い殺してしまうほどの情愛の深い女人。
かくいう私も昔は六条の御息所に一番感情移入できました。
が、それとは対極に位置する夕顔も気になっていた。おとこ次第で流されていく。その特集では娼婦タイプと分類されていたけれど、私には、自分で出来ることを精一杯つとめていた、嫋やかな女人というイメージ。
朧月夜の輝くような美しさと気の強さもまぶしく気になる女人だった。
これらの女人はこの特集でも大きく取り上げられており、やはり目立つ女人たちなのですね。
でも今私が気になるのは、朝顔の齋院とか空蝉とか玉鬘とか、言うなれば源氏の君から逃げ切ったうえで良い関係をを築きながら、強く生きた女人たち。花散里も別の意味で憧れでした。

何度読んでも面白いけど、読む時、年齢によって思い入れる箇所が違う。
たまたま今回手に取った巻がよりにもよって紫の上が儚くなり、悲しみぬいた末に悟りをひらいた源氏の君もお隠れになる、言うなれば華の時代の終焉の巻。
もうもう胸が苦しくなって、それでも最後に紫の雲に抱かれて逝く源氏の君の最期には胸がいっぱいになる。この男のせいで女人たちは苦しんだのにと思う反面、幸せもあったのだと紫の上が気づくシーンが痛々しくも救われる。
今の私は、玉鬘が気になる。夕顔の娘。波乱万丈の来し方の末に源氏の君の養女になるも、他の男の元で前向きに幸せを見つけてすっくと立って生きてゆく。この清々しさ。
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