わくわく!キャンドルワークショップ。
2016.05.18
初めてのキャンドルワークショップに参加してまいりました。
教えてくださったのは、フリーアナウンサーの冨岡美希さん。
趣味が高じてキャンドルインストラクターの資格を持っている先生です。
初めての体験をしに行く前に、まずは腹ごしらえ。
城山公園の木陰のベンチで涼しい風に吹かれつつ持参のおにぎりで昼食をとり、

ヒマラヤ杉の木陰

善光寺さんでお参りをし、中央通りのお店をのぞきながらぶらぶらして、会場であるギャラリー花蔵に早めに到着。
冨岡さんは準備の最中で、初めてみる蝋のペレットや、色付け使う顔料と染料の特徴を聴いたりしているうちにメンバーがそろいました。生徒の人数は3人。
私と、花蔵の店主のひとりであるトンボ玉作家のよしみさん。そして年上のHさん。
春先に、幻想造形師のkaoさん主催の新酒の会に誘われ、私には半分以上のメンバーが初対面の方々でしたが、その中に冨岡さんとHさんが居て、今回のワークショップに発展したわけです。
お会いするのは2度目ですが、前からの知り合いのように和やかな再会の中、始まりました。
3人ともキャンドルを作るのは初めてです。
二人は興味があって調べたりしてたようですが、私はこの会に誘われて参加を即答したくせに実は予備知識全くなし。で、返事をしてから調べたのですが、これがとても奥深い。
がしかし、いざやってみると、もっともっと深かった。
先ず最初に冨岡さんの見本作品を。
バラの花。

型に流し込んで作るタイプ。

手前左のは本物の輪切りドライフルーツ入りです。
上から

今回よしみさんはバラの花タイプの作品を作りました。
融かした蝋に選んだ色を溶かし、好みのアロマで香りをつけて(よしみさんは喉に効くユーカリ)、パラフィン紙の上にスプーンで落とし、粗熱が取れたところで葉っぱ風にかたち作る。
水に浮くタイプのものを作りたいという希望だったので、それ用のカップ蝋を型で作っておき、仕上げにホイップ状の蝋を真中に載せ、葉っぱ蝋をデコレーションしていく。
作品はこちら。これをみっつ作りました。

上から

Hさんは筒状のこちら。

融かした蝋に好みの色を3種類選んで溶かし、パラフィン紙でバット状の浅い入れ物を作って流しいれる。アロマはカモミール。
固まったら好みの大きさかたちに割る。
型になるコッフェルの真中に、紙コップであらかじめ作っておいた芯になるキャンドルを置き、その周りと上を埋めるように砕いた3色の蝋を入れていき、上から溶かした液状の蝋を流しいれる。
冷やし固めた後、袋に入れて湯せんし、周りを温めながら方から抜く。
上から

こちらは、パラフィン紙のバットに3種のかけらを入れ、液体蝋を流しいれ、
ちょうどいい温度まで冷まし、端からくるくると巻いていく、という作り方。
かけらの角が外側に飛び出して面白い造形です。

上から。渦巻状。

で、私といえば。
実はなんにも知らない強みで好きなこと言ってたんですよ、どんなの作りたい?って事前に聴かれた時に。
絵付けをしたいって言ったんです、アタシ。
和ろうそくと勘違いしてましたわ。で、
勘違いに気づいて、それじゃあ人魚のかたちした赤い蝋燭作りたいと思ったんですが、さすがに全くの初心者には無理だろうと。
そのころには調べて多少の知識もあったので。
とりあえず無難に掌にのるコロンとしたのを作りたい、と希望を伝えました。アロマはローズマリーで。
そしたら冨岡さんから、
『じゃあ難易度高いけど手ごねで作りますか!』と提案が。
え、手ごね出来るの。熱々だろうから無理だと思ってた。
手ごねが出来ると聞いて俄然テンションアップ!
ペレット蝋を鍋で溶かす。

鍋の真中上あたりにある角っぽい塊は、粘りを加えるための蝋だそうです。
蝋にもたくさんの種類と使い方があることを初めて知りました。
私が選んだ色。色はほんっとにわずか入れるだけです。

コッフェルの中で割りばしでホイップするように混ぜ、
水気が飛んだらラップに移して茶巾絞りの要領で饅頭状態にした後、口をぎゅっと握ったまま練る。
外側を内側に入れ込むようにしてもみもみ。
温度を均一にし、空気を抜くのが狙いですが、これがアチい!
続けてれば手のひらの皮が厚くなるかも。
粘土と違ってひと塊にはならず、おがくずのようなバラバラ状。これを固めるので、最初はひと塊にまとめるため手の中で包むようにしてじわじわと力を入れて固めていく感じ。
内側がまだ熱いのを感じられる間はじわじわと造作出来るけど、冷えてくるともうだめ。
赤だけ。

この後白いのをくっつけるために赤いのを袋に入れて湯せんして表面温度を上げ、くっつける。
同時に作業しなきゃならないのだけど、私にはそんな手際は無理なので、冨岡さんが手早く蝋を温めなおしてくれたりして、なんとかかんとかカタチになりました。
金魚です。

写真は昔作った金魚の絵を描いた植木鉢。これの金魚の写しです。
無くなっちゃったんですよこの植木鉢。どこに消えた。
出来上がりはこちら。

フグでは?というご意見もありましたが、いえ、金魚です。
目まで手が回らなかったので、後日工夫します。
横にある丸いのは、途中カッターで削った時に出削りかすを、冨岡さんがいつの間にかまとめて金魚のエサ蝋にしてくれました。
星は飾りのおまけに頂いたもの。金魚と同じ赤です。型抜きで作るとこんなにつるつるできれいな発色。
もうもう、大満足でした。
通常の工程ならば1時間から1時間半で終わるらしいですが、今回私たち三者三様好きなことをやらせてもらったので、全員分仕上がるまで4時間かかりましたよ!もちろん私がドベでございます。
ジェル状の蝋というのもあるらしく、さらにパームとか大豆の天然素材の蝋もあり、炎のいろが違うのよとか、興味深い話をたくさん聞いて、じゃあ次は夏にやりましょうということに。
ああ!楽しみだわあ!
それぞれの作品の合間に、こんなのも作りました。
冨岡さんが用意しておいてくれた様々な色のお花型抜きの中から好みの配色でつくったもの。
Hさん。『夏の日、打ち水のあと』

よしみさん。『春、雪解け近し』

勝手に題をつけちゃいましたが、私のを見たよしみさんが、
『どらこちゃん、って感じするよねーどこがとは言えないけど!』
それぞれの人柄がそのまま写し取られたみたいな色あいでした。
kaoさん素敵な方たちに出会わせてくれてありがとう。
ただ今東京で絶賛個展開催中!



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教えてくださったのは、フリーアナウンサーの冨岡美希さん。
趣味が高じてキャンドルインストラクターの資格を持っている先生です。
初めての体験をしに行く前に、まずは腹ごしらえ。
城山公園の木陰のベンチで涼しい風に吹かれつつ持参のおにぎりで昼食をとり、

ヒマラヤ杉の木陰

善光寺さんでお参りをし、中央通りのお店をのぞきながらぶらぶらして、会場であるギャラリー花蔵に早めに到着。
冨岡さんは準備の最中で、初めてみる蝋のペレットや、色付け使う顔料と染料の特徴を聴いたりしているうちにメンバーがそろいました。生徒の人数は3人。
私と、花蔵の店主のひとりであるトンボ玉作家のよしみさん。そして年上のHさん。
春先に、幻想造形師のkaoさん主催の新酒の会に誘われ、私には半分以上のメンバーが初対面の方々でしたが、その中に冨岡さんとHさんが居て、今回のワークショップに発展したわけです。
お会いするのは2度目ですが、前からの知り合いのように和やかな再会の中、始まりました。
3人ともキャンドルを作るのは初めてです。
二人は興味があって調べたりしてたようですが、私はこの会に誘われて参加を即答したくせに実は予備知識全くなし。で、返事をしてから調べたのですが、これがとても奥深い。
がしかし、いざやってみると、もっともっと深かった。
先ず最初に冨岡さんの見本作品を。
バラの花。

型に流し込んで作るタイプ。

手前左のは本物の輪切りドライフルーツ入りです。
上から

今回よしみさんはバラの花タイプの作品を作りました。
融かした蝋に選んだ色を溶かし、好みのアロマで香りをつけて(よしみさんは喉に効くユーカリ)、パラフィン紙の上にスプーンで落とし、粗熱が取れたところで葉っぱ風にかたち作る。
水に浮くタイプのものを作りたいという希望だったので、それ用のカップ蝋を型で作っておき、仕上げにホイップ状の蝋を真中に載せ、葉っぱ蝋をデコレーションしていく。
作品はこちら。これをみっつ作りました。

上から

Hさんは筒状のこちら。

融かした蝋に好みの色を3種類選んで溶かし、パラフィン紙でバット状の浅い入れ物を作って流しいれる。アロマはカモミール。
固まったら好みの大きさかたちに割る。
型になるコッフェルの真中に、紙コップであらかじめ作っておいた芯になるキャンドルを置き、その周りと上を埋めるように砕いた3色の蝋を入れていき、上から溶かした液状の蝋を流しいれる。
冷やし固めた後、袋に入れて湯せんし、周りを温めながら方から抜く。
上から

こちらは、パラフィン紙のバットに3種のかけらを入れ、液体蝋を流しいれ、
ちょうどいい温度まで冷まし、端からくるくると巻いていく、という作り方。
かけらの角が外側に飛び出して面白い造形です。

上から。渦巻状。

で、私といえば。
実はなんにも知らない強みで好きなこと言ってたんですよ、どんなの作りたい?って事前に聴かれた時に。
絵付けをしたいって言ったんです、アタシ。
和ろうそくと勘違いしてましたわ。で、
勘違いに気づいて、それじゃあ人魚のかたちした赤い蝋燭作りたいと思ったんですが、さすがに全くの初心者には無理だろうと。
そのころには調べて多少の知識もあったので。
とりあえず無難に掌にのるコロンとしたのを作りたい、と希望を伝えました。アロマはローズマリーで。
そしたら冨岡さんから、
『じゃあ難易度高いけど手ごねで作りますか!』と提案が。
え、手ごね出来るの。熱々だろうから無理だと思ってた。
手ごねが出来ると聞いて俄然テンションアップ!
ペレット蝋を鍋で溶かす。

鍋の真中上あたりにある角っぽい塊は、粘りを加えるための蝋だそうです。
蝋にもたくさんの種類と使い方があることを初めて知りました。
私が選んだ色。色はほんっとにわずか入れるだけです。

コッフェルの中で割りばしでホイップするように混ぜ、
水気が飛んだらラップに移して茶巾絞りの要領で饅頭状態にした後、口をぎゅっと握ったまま練る。
外側を内側に入れ込むようにしてもみもみ。
温度を均一にし、空気を抜くのが狙いですが、これがアチい!
続けてれば手のひらの皮が厚くなるかも。
粘土と違ってひと塊にはならず、おがくずのようなバラバラ状。これを固めるので、最初はひと塊にまとめるため手の中で包むようにしてじわじわと力を入れて固めていく感じ。
内側がまだ熱いのを感じられる間はじわじわと造作出来るけど、冷えてくるともうだめ。
赤だけ。

この後白いのをくっつけるために赤いのを袋に入れて湯せんして表面温度を上げ、くっつける。
同時に作業しなきゃならないのだけど、私にはそんな手際は無理なので、冨岡さんが手早く蝋を温めなおしてくれたりして、なんとかかんとかカタチになりました。
金魚です。

写真は昔作った金魚の絵を描いた植木鉢。これの金魚の写しです。
無くなっちゃったんですよこの植木鉢。どこに消えた。
出来上がりはこちら。

フグでは?というご意見もありましたが、いえ、金魚です。
目まで手が回らなかったので、後日工夫します。
横にある丸いのは、途中カッターで削った時に出削りかすを、冨岡さんがいつの間にかまとめて金魚のエサ蝋にしてくれました。
星は飾りのおまけに頂いたもの。金魚と同じ赤です。型抜きで作るとこんなにつるつるできれいな発色。
もうもう、大満足でした。
通常の工程ならば1時間から1時間半で終わるらしいですが、今回私たち三者三様好きなことをやらせてもらったので、全員分仕上がるまで4時間かかりましたよ!もちろん私がドベでございます。
ジェル状の蝋というのもあるらしく、さらにパームとか大豆の天然素材の蝋もあり、炎のいろが違うのよとか、興味深い話をたくさん聞いて、じゃあ次は夏にやりましょうということに。
ああ!楽しみだわあ!
それぞれの作品の合間に、こんなのも作りました。
冨岡さんが用意しておいてくれた様々な色のお花型抜きの中から好みの配色でつくったもの。
Hさん。『夏の日、打ち水のあと』

よしみさん。『春、雪解け近し』

勝手に題をつけちゃいましたが、私のを見たよしみさんが、
『どらこちゃん、って感じするよねーどこがとは言えないけど!』
それぞれの人柄がそのまま写し取られたみたいな色あいでした。
kaoさん素敵な方たちに出会わせてくれてありがとう。
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