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あの頃への扉

先週末の連休から天気予報はずっと雪でしたがほとんど降らず。
このまま外れ続けておくれと願っていましたが、昨日の朝からもさもさ降り。今日も一日降っています。
NHKのテレビ画面は朝から情報を青枠で流していました。今は消えましたが。
今(夕方4時)の気温は長野市は-4,3度。今朝の最低気温と同じです。この後もっと下がる予報です。こたつからでているこの右手は冷え冷えです。積雪は11cm。

何で毎年この日程でセンター試験やるんでしょうね。悪天候の特異日と化してます。前か後にずらせばいいのに毎回思います。
今回このセンター試験に友人の娘が挑んでいます。
昨日はその兄が成人式で、県外で行われる式に出席するため友人夫婦は朝早くから出かけていきました。よりによって大雪警報が出ている地への出発でした。ぎりぎり間に合ったようでよかった。

生まれた時から知っている子どもたちなので、何か感慨深いものがあります。赤ちゃんだった子らが、今自分の進路に悩みつつ成長してここにいる。
今のこの子たちと同じころの自分を思うと、当時と心持ちは変わっていなくて昨日のことのようにその光景が広がる気がするのに、それはこれまでの間に脳が加工した記憶で、それが『思い出』というものなのでしょうね。

お正月に買ってきた今江祥智のショートファンタジーを少しづつ読んでいます。
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やっぱり子どもの本は字が大きくていいです。
読みやすいというのはもちろんだけど、和田誠の挿絵も楽しめるし、何より子どもと同じものを読んでる感じがいい。
同じ中身でも文庫本に収められてる童話は読んだ気がしなくて。

それにしても、今江祥智の童話ってシュール。それとも童話ってこういうものでしたっけ。
子どものころはその感じが好きで何度も繰り返し読んだと思うんです。和田誠とか長新太の絵も大好きで、この絵だから読んでいた、ともいえる。

今この年になって改めて読むと、大人がこれを書いたということに驚くばかり。
私は頭も考え方も固くて柔軟性がなく、想像力がなく、超保守的。
大人になる間にそのような脳になってしまったのでしょうね。子どものころは童話作家になりたいなんて夢見てたころもあったけど。

今読む今江祥智の童話はそんな私の脳を少しづつ解してくれるよう。
この人のお話にはこの人の大好きなイヴ・モンタンとか戦艦ポチョムキンとか、ルイ・アームストロングとかが普通に登場します。
きっと子ども向けに書いてるという意識はなかったんだろうな。
この人の作品で出会ったモンタンやルイで、私はシャンソンやジャズと出合った。最初に買ったカセットテープは中学の時、ルイ・アームストロング楽団の曲だった。

子どものころに読んだ本、今こそ読み返してみようと思います。
新たな発見が続々出てきそうです。

雪の景色
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買い物初め

元旦に座り続けて過ごし、翌二日は久しぶりに2時間みっちり歩いて。そのせいなのか何なのか、腰が痛い…
明け方みしりっとキて目が覚めました。まずい…

ということで、無理せず軽ーく買い物ウォーキング。歩き始めはそーっと腰を気にしつつ、痛みが出ないようなので軽快に。
私の腰痛は座っているより歩いてるほうが楽なのです。
で、年明け最初のお買い物に向かったのはBOOKOFF。
明日4日まで20%offセールです。

買ってきたのはこちら。
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児童書ばかり。原点回帰の気配。今江祥智、谷川俊太郎、松谷みよ子は今の私を作った大きな一部です。
子どものころから大好きな作家、その作品を今の私が読むとどう思うんだろう。

前来た時にチェックしておいた木かげの家の小人たち・いぬいとみこ は売れてしまっていました。見つけた時に買っておけばよかった。
再読するのがこわくて買えなかったんだ。続編のくらやみの谷の小人たちのほうがこわかった気がする。
今ならちゃんと受け止められただろうか。
そういう意味でいうならば、ふたりのイーダも読み返すには覚悟がいるのだけど。
山んばと空とぶ白い馬も好きで何度も読んだなあ。お茶に飛び込んできた虫をむしゃむしゃ食べてしまうシーンが衝撃だった。
思い出すときりがない。

と言いつつ、この中で一番興味惹かれてる本はこちら。
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興味の方向が変わった気がします。
今年の私はどこに行くのでしょうか。楽しみです。


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お大切

風穴をあける 谷川俊太郎
お大切 (4)


お大切 (5)

今月の新刊とありますが、そうではありません。
奥付を見たら平成18年11月25日 初版発行。10年前の新刊でした。
ちょっと前に積ん読本の中から引き出して読み始めました。
一日数ページずつなのでまだ読了してないんですが、この数ページずつというのがちょうどいいようです。

谷川俊太郎の言葉は詩もエッセイも読み流しにできないもので、
目でくいつくように読みます。
だから集中できないときは、今は読む時ではないと判断して寝かせておく。この本10年かかったんですね。

「愛」と「お大切」 という文章にこうありました。

たとえば愛という言葉は、初めて(確かポルトガル語から)そのような概念が輸入されたとき、ある宣教師によって「お大切」と訳されたと聞いています。今でこそ愛という言葉も、たとえ人によってまちまちであるとは言え、ある映像を喚起するまで日本人の語彙の中に生きているかもしれませんが、それでもまだ私たちには「お大切」ほうが心と体にしっくり来るような気がします。

お大切。なんていい言葉だろう。
心と体にしみいるように落ちました。

愛というとなんだか大きくて広がりのあるもので手に負えない感が私にはあるのだけど、
お大切というと、ごく私的でささやかなものやことやひとに対する内から湧き上がる気持ち。
相方や猫たちや友人たちに対して愛しているという言葉はしっくりこないけれど、お大切と思うと、まず浮かぶ。

たとえば、前見たことのある、これから苗を植え付ける前の黒ぐろとホカホカとしたお布団のような畑の土。
見た瞬間『美味しそう!』と声をあげてしまった。ここで育てられる野菜は美味しく育つに決まっている。
この土を作ったひとの気持ち。ここで育てられる野菜たち。お大切そのもの。

毎年この日が近づくにつれ、ひたひたと再燃する後悔の気持ちを鎮めるために、この言葉を知ったのじゃないかと思う。

しろの3度目の命日。わたしのいつまでも大切な猫
お大切 (1)



午前中、腰痛をピリリと感じながら歩いた道すがら、発見。

オオイヌノフグリ
お大切 (2)

春の使者 小春日和に だまかされ


お大切 (3)

三枚娘 そこだけクリスマスカラー



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スッキリする話

ご無沙汰しておりました。
前回ブログ更新して以来タブレットを立ち上げることもなく、ひたすら本を読んでおりました。
茅田砂胡 デルフィニア戦記全18巻。
  
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一番お気に入りの表紙です。
かつてはケータイの小窓の画面にしておりました。

2日で3冊位のペースでしょうか。読み始めたら止まらなくなるのは判っていたので、読み返すことを我慢していたんですが、

菊池寛 『恩讐の彼方に』 を読み終わった後どーしても読み返したくなって、やっちゃいました。
大満足です。

この『恩讐の彼方に』
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も再読ですが、読んでる最中からもう大興奮。表題作もさることながら、全編登場人物の行動とそれに伴う
心理描写がすごい。

心の動き、はたらきを、押し付けがましくなくあるがままに説明描写してくれるので、自分に不信感を持っているときなど目を覚まさせてくれたかのようで、爽快な心持ちになりました。
表題作『恩讐の彼方に』は突っ込みどころが満載で、9編おさめられている短編のうち、これが一番そういった意味でファンタジーっぽい。

読んでいてすごさに舌を巻きつつ脱帽した話が『恩を返す話』
戦場で嫌いな男に命を助けられ、受けた恩を何とか早いうちに返したいがためにこの男をつけ狙う話。

恩を負担と思わぬために仲良くしようと努力したり、相手の失敗を自分がかぶろうとしたり、機をうかがい手を尽くしても思うようにいかないまま26年。
いよいよその機会がおとずれた。何の罪科か知らぬがこの男を上意打ちせよと命ぜられ、『…という命が下ったがそなたには以前命を助けられた恩があるので今のうちに遠国に逃げなされ』書状をつかわしてから時間をおいてから彼の男の家に行くと、
あなたのご配慮によっていろいろ準備が出来ました、いざ介錯を、といいながら潔く切腹してしまった。
これで報恩の最後の機会を踏みにじられたと落とした首に憎しみを募らせ、さらに彼の男が一筆残しておいた書き置きにより、
この男の評価が上がり、昇進までしてしまい、あらたに受けた恩として死ぬまで苦悶の種とした…
このあとの最後の3行がまたとどめを刺すのだけど、この心の動きに、心理の描写に圧倒されて、読みながら内心『わあ!わあ!』と声をあげていました。

下手な心理学とかの本を読んでドツボにはまるよりよっぽどいい。
何でしょう、身に覚えのある心の動き、こう思うことは人として普通のことだということを、気に病むことではないと判らせてくれるというか。

この本は読みかけのまま押入れにしまい込んでいたのを思い出して、何年振りかにまた読み始めたものだけど、また押入れにしまい込むのはもったいなくて、いつでも手に取って読める本の定位置に積まれました。

これを読んでる途中から、次はデルフィニア戦記全巻に取り掛かろう決めていたのですが、こればっかりはどうした心の働きか私には説明できません。でも、読み終わって気分爽快、さっぱりしたのだから、選択に間違いはなかったと思います。

さあて。やるかぁ!


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押入れのぼうけん

この週末、あちこちの桜満開です。
お約束の高遠のタカトオコヒガンザクラの鮮やかに艶っぽい一面ピンクの写真が、信濃毎日新聞の一面を飾りました。諏訪の御柱の木落しの写真も載っていたからいつもよりちょっと小さ目の写真でしたが。

朝から天気も良く、こんな日はお花見散歩よねー…
の筈が、朝掃除機を掛けながら、『押入れの片付けしなきゃなー』
と、ぽっと思い浮かんでしまったのでもうだめです。
思い立ったが吉日?今この時やらないと、次いつ思い立つか判りません。

とにかく入っているものを全部出す!出るわ出るわつぎからつぎへと昔買ったおもちゃたち。
はがきを作れる手漉きはがきキット、写真をスタンプにできるやつ。
ステンシルセットに写真を衣類に転写できるチューブ。
前回押入れの片づけをした時と同様、処分に困ってまた押入れの一番奥へ。
見つけると面白そうなんだけど、始めるわけにいかないのよね、いま。

大量のちょっとづつ残っている毛糸と、あれこれ手を出したこまこました手芸用品。なんとか分別して整理をつけました。
物置にはまだ大量の残り毛糸やらなにやらあふれかえっていて、こちらは今回置いとくとして。

一番の問題は本。
場所を取るから文庫しか買わないようにしてるけど、ここ数年読みたいと思ったらぱっぱと買ってしまっていたので、ジャンルも何も関係なく増えるふえるあふれ返る。
再読が普通なので、昔買った本だからと言って処分できない。
それでもこの押し入れからはある程度出さなければ、新たに買った本が入らん。
何とかひと箱分選び出して、足の踏み場のない物置に無理やり移動。

そんな中見つけたシリーズもの。ここからが本題。
夢枕獏のキマイラシリーズ。
1巻にあたる『幻獣少年キマイラ』が出た時から買っています。
1982年発行。
たまに滞りながらも16冊目までは買ってあります。
キマイラ昇月変2002年発行。
でもこれ1年に一冊出るか出ないかなので、新刊が出ると2作ぐらい前にさかのぼって読み直さないと話が繋がらない。
なのでここ3冊ほど買っとくだけで読んでない。
さらに今2冊出ているらしい。まだ買ってないけど。いつのまにか朝日ソノラマが無くなってたんですよね。

すごいのはこの話、私の記憶だと、主人公が高校に入学したところからその年の秋までしか時間たってないはず。
34年で半年分。気の長い話です。このペースだといつ終わるとも知れません。でも面白いんですよね!覚えてる断片だけでも思い出すと今でもドキドキする。天野喜孝の表紙と挿絵の力も大きい。

ものすごく乱暴かつ大雑把にくくると、異形格闘もの?結構ぐしゃぐしゃなシーンもあるんですけど、美しいんですよ。

ここに出てくる放浪?の詩人岩村賢治。この作中の詩人が詩集を出したので、当時書店に注文して買いました。
岩村賢治詩集 『蒼黒いけもの』夢枕 獏・編

今回また引っ張り出してパラパラと読んでみましたが、いいいですやっぱり。
1987年第一刷。29年前。当時多分何度も読み返していた。
序文を谷川俊太郎が書いていたのですね。改めて見てみたら。
白い装丁の背表紙はすっかり黄ばんでしまいましたが、中身は鮮やかに鮮烈。

夢枕獏を初めて知ったのは集英社文庫コバルトシリーズで、でした。
『ねこひきのオルオラネ』 昭和60年第7刷版。1刷は昭和54年で、あとがきに初めての本だと書いてあります。
ほかにも2冊コバルトシリーズで本をだしています。持ってます。
幻想的で奇妙で、エロチック。この流れからだとムリなくキマイラシリーズにはいれます。

願わくば、栗本薫のグインサーガのように、未完で終わらないよう、頑張って書いてください。心から。


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Author:どらこ
おもしろそうと思ったら、とにかくやってみないと気が済まない。不器用なくせになんでもやりたがりの記録です。

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