がんばれ、らんちゅう

らんちゅうがひどく弱っているのに気づいたのは先週の月曜日の朝。
今にも死にそうに見えて、涙目になりながら相方を呼びに行き、
早くみてやって、と。

かれこれ7,8年前に仕事関係の人からもらった数十匹のらんちゅうの子。よりよいらんちゅうを育てるために選別され、はじかれた子ら。4匹が大きく育ち、最終的に一匹残り、その一匹が今死にかけている。赤い色が抜けて、頭の上が剥けかけて。

相方がおもむろに塩の入れ物を持ち、匙一杯を水槽に投入。
 塩を入れるとどうにかなるの?

元気になる、こともある。今入れたのはかなり少なめだからまあ気休め程度だな。

さらにぶくぶくも投入して水槽の水に酸素を送り込む。これをやるのは非常事態。
普段はフィルターを通した水の循環だけで十分なんだそうです。

酸素濃度が上がったのが効いたのか、直ぐにも死んでしまうかと思われたらんちゅうは、水槽の右側底から左上、右上と居場所を変え、ななめったり背中を向けたりお腹を向けたりしながら踏んばっています。
エラは動き、ひれを動かす。ひん死なのに、妙に元気。
そんな姿を見ていると、ちっきには言えなかった言葉が頭に浮かぶ。

がんばれ。 がんばれ、らんちゅう。動きが止まるその時まで。

そんな姿を評して相方が言った。

 元気に死にかけてる。

その通り。上手い!と思いました。

そんな様子をみて、今日相方が決断して水替えをしました。

今、泳いでいます。微妙に斜めっているけれど。ほとんど平らに浮いていたのが嘘のよう。

がんばれらんちゅう。 生きろ!


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上を向いて歩いた。

前回はへなへなな内容ですみません。でもおかげさまでやっと目のまえが晴れました。比喩ではなく。
目のまえが白っぽく霞んでまぶたがどんどん下がってくるようで、こりゃだめだ,、ため込むのは限界だ、とブログに書かせてもらいました。書くことで気持ちが少し整理されたようです。

仕事から帰るとサモがいつも転がっていたテーブルの上にまっさっきに目が行くし、自室の扉を開けるとき、ベッドの布団の上にちっきのふくらみを探したりするけれど、そう思うときはそこにちっきがいるんだと思うようにしました。サモは死んだわけじゃないからまあ居ないのを再認識するんですけど。

先日の天気の良い日、仕事を半日休みました。家まで歩いて帰ろうと思って。
職場から家までさっさとウォーキングモードで歩くと1時間20分。
でもどうせ時間はたっぷりあるんだし、普段寄らないお店に立ち寄ってみようかな。

まずは駅ビル一階のアクセサリー売り場をうろうろ。商品を端から端までみてお買い物。

駅からちょっと離れたファッションビルの行きつけの中古着物屋たんす屋さんへ。ここの店長と話すと元気になるので。
端切れを三枚ほど買う。これはその後、一枚はシュシュになりました。あと二枚はスカーフになる予定。

善光寺さんに向かって通りを北上。善光寺さんにほほど近いお店でにらせんべいとりんごのおやきをいただく。遅い昼食。
ここのにらせんべいは厚焼きで、塗ってある味噌は甘じょっぱくてとても美味しい!
りんごのおやきは本日までの期間限定商品で、白あんと刻んだりんごを混ぜたものと、輪切りにバターををのせたものと二種類あって、両方たべてみた。私はバター味のほうが好みだわ。リンゴの酸味とバターの風味がマッチしていて美味しかった。

ここのおやきは蒸しおやき。観光客と思われていろいろ説明してくれたので楽しく話を聴いたけど、実は私大のおやき好き。嫁ぎ先はおやき屋だったし。廃業したけど。今日のお昼ご飯もおやきでした。
何種類もの漬物があり、お店のお母さんのプッシュがすごい。今度はお勧めの漬物買っていこう。
今回は味がしみてそうな一枚こんにゃくを買って帰りました。思った通りのしっかり味でした。

灯明まつり期間中の善光寺を抜けて城山公園へ。まだ明るい時間だったからライトアップされた善光寺さんを見ることはできなかったけれど、陽が傾きかけた城山公園は気持ちよかった。

IMG_20180209_153704.jpg

いつもの農産物直売所でリンゴを買って帰る。これで予定終わり。
職場から家まで4時間の小遠足。
 
 浅川の水門?水の出口がミニ滝状に凍り付いていました。
 泥まじりなのが残念だけど。
IMG_20180209_161620.jpg

楽しいな、これ。
味を占めてしまいました。月に一回これやろう。


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私の猫がいない日々

サモはあれっきり帰ってこない。
一番最初に撮ったサモの写真の日付を確認したら、去年の1月1日。よくお隣との境の塀に乗ってこっちをうかがっていた。
サモが懐っこく距離を縮めてきて、すっかりなついて転がってはなでなでを要求して甘えるようになるにつれ、この猫は遣わされたのかもしれない、とぼんやり思った。

ちっきは毎年一回食べられなくなっては死にかけて、そのたび奇跡の復活を遂げてきた。
口の中のトラブルで食べづらくなっているというのが大きな原因ではあったけれど、好き嫌いも激しく、常に三種類ぐらいのご飯を用意して、それでも食べなくてどんどん痩せていく。
昨年5月ごろからまたそんな気配があって痩せはじめたけれど、特に体調が悪そうにも見えないので15歳という年のせいでの食細りか、それでも少しでも食べるものを、猫エサはもちろん好きな魚や鶏肉を焼いてほぐして、食べるときは食べるけど食べないときはなんも食べない。

体重が2kgをきったときはもうだめかと涙が出たけど、それからまた100g増えたのがちっきの底ぢから。でもそこまでだった。
三度目の奇跡は起きなかった。

ふらふらになりながら、それでも庭に出るちっきに付き添い、さらに庭を出ようとするちっきをごめんよと押しとどめ、日向ぼっこの定位置の水場手前のブロックの上にちょこんと座らせる。あんたこのまま出てったら帰ってこれないよ。それは嫌だよ。
しばらくして抱き上げて家に入った。

その日の夜、ちっきの寝場所の定位置である私の胸の下に乗せ、こっちを見つめる写真を撮った。まだ目に力がある。

翌日、もう起き上がれなかった。相方が二時間おきに水を口に含ませるも、それもなかなか受けつけなかった。

夜、動けなくなったちっきを右腕の中に抱えながら、夜中に何度も息をしてるかまだ温かいか、触って確認する。

朝。水を口に含ませてから電気マットの上に横たえてこたつの中に移す。

ずっと考え続けていた。ちっきの最期をそばに付き添って看取るべきかどうか。
先に旅立った、甘えん坊で、甘えさせてくれたしろくろの兄妹やちっきの母のくっきと、ちっきは違った。
甘えさせてくれない、相棒。どこまでも自由だった猫。

考えた末、ちっきのそばにいるのをやめた。
どこまでも自由な猫の最後の出奔を引き留めた。せめて最期は自由にひとりで。それが合ってるのかなんてわからないけれど。

二時間後。相方が様子を見にった。
「ちっきが逝った」
クリスマスの朝に。

こちらを見るちっきの表情。今その写真がスマホの待ち受けになっていて、毎夜その写真をじっと見つめ、胸の上に抱きしめて寝る。居なくなったいま、やっとちっきに甘えているわたし。

サモの存在でかなり慰められた。そのサモももういない。

『私の猫がいない日々』 熊井明子のエッセイ。実家にある本の題名をを思い出した。読んでみようと図書館で探してパラパラ見る。やっぱいい。人んちの猫話に興味ない。

私が好きなのは自分ちの猫たちだけ。

母からのお悔やみの花代と、作ってくれたちっきのパッチワーク。
IMG_20180205_232412_499.jpg

ずっと見てるとそこにちっきがいるように見えてくるのが不思議。

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似て非なるもの。

今朝、朝刊をめくったら。
あ、雪の結晶 と思いました。それは放散虫に関する記事と写真。
昨日の晩撮れなかった姿かたち。

もう一度昨夜撮った写真をよくよく見なおしたら、

IMG_20180121_213144.jpg

縦横真ん中に十文字に線を引いたと思ってください。
横線上、縦線の左右にそれぞれ花と星。

ゆうべの儚い結晶は先ぶれか。午後から細かい雪がえらい勢いで降ってます。
さっき雪かきしてきましたが、3時間で10cm。夕食後にまたやったほうがいいかも。明日の朝がオソロシイ。

サモや。元の家に戻ったのかい?それとも持ち前の懐っこさで別の家に居候を決め込んでるのかな?
気が向いたらまたおいで。あんたの玄関は開いているから。


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サモや。

お風呂上りに玄関の扉を開けたらセンサーライトが点き、ひらひらと舞うものを照らした。
これは、雪の結晶?軽すぎて私の身にはおちてこない。玄関の階段に目をやると、まばらにうっすらと落ちている。
目を凝らすとキラキラの結晶が見える。薄くて儚い花や星。

お風呂上がりの温みがどんどん冷めていくのにかまわず何とか写そうと粘るも、叶わず。

立ち上がり、道に向かって猫の名を呼ぶ。今日の午後から帰ってこない。


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